2024年6月4日火曜日

訃報

本学会の会員、錦仁先生(新潟大学名誉教授)は、令和6年5月30日に逝去されました。享年77歳。ここに謹んで哀悼の意を表し、ご報告申し上げます。

以下に錦先生の業績の一部、御著書(編著、共著はのぞく)と『新潟大学国語国文学会誌』掲載の御論文を紹介致します。
 
〔著書〕
『中世和歌の研究』桜楓社、平成3(1991)年
『浮遊する小野小町 人はなぜモノガタリを生みだすのか』笠間書院、平成13(2001)年
『東北の地獄絵 死と再生』(三弥井民俗選書)、三弥井書店、平成15(2003)年
『小町伝説の誕生』角川選書、平成16(2004)年
『なぜ和歌(うた)を詠むのか 菅江真澄の旅と地誌』笠間書院、平成23(2011)年
『宣教師堀秀成 だれも書かなかった明治』〈シリーズ日本の旅人〉、三弥井書店、平成24(2012)年
『歌合を読む 試みの和歌論』花鳥社、令和4(2022)年
『百年前の野球交流 インディアナ大学vs早稲田大学』文学通信、令和5年(2023)年
 
〔論文〕
「菅江真澄の旅日記『小野のふるさと』の叙述方法 原拠の『秋田六郡三十三観音巡礼記』と比較して」新潟大学国語国文学会誌 39号(山口博先生退官記念特集号)、平成9(1997)年
「小町伝説の改変」新潟大学国語国文学会誌 47号、平成17(2005)年

2024年3月26日火曜日

令和5年度 卒業祝賀会

2024年3月25日に、令和5年度新潟大学人文学部卒業祝賀会が行われました。
 
数年ぶりのパーティー形式での開催。卒業生のみなさんをお祝いする楽しいひとときを過ごすことができました。今年度の卒業生は、入学式はコロナ禍の最中、その後の授業もオンラインが続き、対面での交流が制限される学生生活を経験した方々です。それだけに、お祝いの宴をもつことができたのは、私たちにとっても大きな喜びでした。
 
卒業生のみなさん、それぞれの道でのご活躍を祈っております。お元気で。
卒業後も国語国文に顔を出しにいらしてください。いつでも歓迎します。
 


2024年2月19日月曜日

令和5年度 卒業論文発表会を開催しました

今年度、日本語学日本文学分野で卒業論文を執筆したのは26名。
久しぶりの対面発表会となりました。とはいえ、コロナ禍以前とは実施の方法はかなり違います。発表者は事前にGoogleクラスルームに資料をアップし、質問やコメントもそこに投稿されます(以前は分厚い資料が印刷され、当日配布されていました)。
発表当日はアップされた質問に対する答えを中心に、あらたな質疑も行われました。
 
今後卒業論文執筆に取り組むことになる3年生・2年生も参加しました。先輩の姿を見て卒論のイメージが少し明確になったのではないでしょうか。
 
発表会終了後は、3年生主導で2年生メンバーの自己紹介も行われました。分野全体で集まることのできる機会は多くはありませんが(この他は卒論構想発表会、人文学部国語国文学会など)、隣接しているとはいえ対象や目的、方法が異なる他の分野と交流できる場として、実り多い会となったのではないでしょうか。

みなさんお疲れ様でした。
会を仕切ってくれた3年生にお礼申し上げます。
 
 
3年生から4年生への記念品贈呈、中古文学会賞を受賞した高橋先生へのゼミ生からの記念品贈呈も行われました。
 
 

最後に3年生から4年生へ記念品

2024年1月30日火曜日

高橋早苗先生が第16回中古文学会賞を受賞しました

高橋先生は、下記の論文で優れた業績が認められ表彰されました。おめでとうございます。
今後ますますのご活躍を!
 
  • 『源氏物語』御法巻の「日」と「露」の情景と『観普賢経』―紫の上の死の形容表現と光源氏の生―(『中古文学』第110号、2022年11月)

 
~「中古文学会賞について」中古文学会HPより転載~
本会は、若手研究者の研究奨励の一環として、特に優れた研究業績をあげた45歳以下の研究者を、毎年秋季大会において表彰しています。選考は、常任委員会で選出された委員が務めます。源氏物語千年紀にあたる2008年に開始された制度です。

下記ページにも情報が掲載されています。