2024年12月5日木曜日

訃報

本会の会員、宮崎莊平先生(新潟大学名誉教授、中古文学)は、令和6年3月26日にご逝去されました。享年91歳。ここに謹んで哀悼の意を表し、ご報告申し上げます。
 ※昭和53(1978)年新潟大学着任、平成9(1997)年定年退官

以下に宮崎先生の業績の一部、御著書(編著、共著はのぞく)と『新潟大学国語国文学会誌』掲載の御論文を紹介致します。

〔著書〕
『平安女流日記文学の研究』笠間書院 昭和47(1972)年
『平安女流日記文学の研究 続編』笠間書院 昭和55(1980)年
『王朝女流日記案内』朝文社 平成4(1992)年
『清少納言と紫式部 その対比論序説』朝文社 平成5(1993)年
『女房日記の論理と構造』笠間書院 平成8(1996)年
『王朝女流日記文学の形象』おうふう 平成15(2003)年
『清少納言"受難"の近代 「新しい女」の季節に遭遇して』新典社新書 平成21(2009)年
『王朝女流文学論攷 物語と日記』新典社研究叢書 平成22(2010)年
『土屋文明私論 歌・人・生』新典社選書 平成22(2010)年
『来し方 随想集』講談社ビジネスパートナーズ (製作)平成24(2012)年
『女流日記文学論輯』新典社 平成27(2015)年

〔論文〕
「紫式部日記の作品性格・敷衍」新潟大学国文学会誌23号、昭和55(1980)年
「「女房日記」の性格規定をめぐって」新潟大学国文学会誌24号、昭和56(1981)年
「枕草子の作品性格−「女房日記」とのかかわり−」新潟大学国文学会誌25号、昭和57(1982)年
「紫式部の自己表出」新潟大学国文学会誌26号、昭和58(1983)年
「源氏物語・枕草子などにことふりにたれど−『徒然草』第十九段をめぐって−」新潟大学国文学会誌27号、昭和59(1984)年
「桐壺巻管見」新潟大学国文学会誌28号、昭和60(1985)年
「清少納言と紫式部−その対比論序説(一)」新潟大学国文学会誌30号、昭和62(1987)年
「清少納言と紫式部−その対比論序説(二)」新潟大学国文学会誌31号、昭和63(1988)年
「清少納言と紫式部―その対比論序説(三)」新潟大学国文学会誌32号、平成1(1989)年
「清少納言と紫式部―その対比論序説(四)」新潟大学国文学会誌33号、平成2(1990)年
「清少納言と紫式部―その対比論序説(五)」新潟大学国文学会誌34号、平成3(1991)年
「清少納言と紫式部―その対比論序説(六)」新潟大学国文学会誌35号、平成5(1993)年